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† Conversation † ~対談~
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東横学園女子短期大学 ㈱グースカンパニー
保育学科 学科長教授 代表取締役
No.3 小川 清美先生 × 千葉 宏一
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-Ｐｒｏｆｉｌｅ 東横学園女子短期大学 保育学科/学科長・教授 小川 清美先生 遊びの魅力の追求とともに、現在の子育て支援のあり方を実践と同時に理論を確立することを目的とした活動をすすめられています。主な著書としては、「子供に伝えたい伝承あそび-起源・魅力とその遊び方-」や「あたりまえが難しい時代の子育て支援-地域の再生をめざして-」を出版されています。 そして、地域の子育て支援の一環として設立された「子育て支援センターぴっぴ」は、開設後4年半で利用者が約12万人を超え、その数は今でも増え続けています。 |
「育児不安は誰でも感じるもの」
2009.2
【子供と接する時間は大切】
東京・世田谷区、等々力駅より約10分ほどの閑静な住宅街の中に、東横学園女子短期大学がございます。
今回は、こちらの保育学科・学科長である小川清美先生と㈱グースカンパニー代表の千葉が子育てについての対談を
おこないました。対談をおこなったのは、東横女子短期大学に併設されている『子育て支援センターぴっぴ』の隣室です。
対談をおこなっていた隣の部屋から、子供達・ママ達の楽しい声が聞こえ、終始和やかなムードで行われました。
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千）育児をされている方で不安をお持ちの方も多いと思いますが、いかがですか？
小）はい。みなさん不安を持っていられます。育児不安は誰でも感じるものです。「ちゃんと子育てしなきゃいけない」「いい親にならなければいけない」そんな不安にとらわれてしまい、子供を産む自信がなくなってしまう方も多いです。
千）そういった場合は、みなさんどのように不安を解消していくのでしょうか。
小）私の次女を産んだときの経験なんですが、とても夜泣きがひどかったのです。
昼間はものすごいいい子にしていてくれるけど、夜中１２時～明け方５時頃までずっと泣き続けてるんです。本に書いてあったあらゆることをしても変わらず。幸い抱っこをしていれば泣き止んで寝てくれたので、夫婦交代で抱っこして寝かしてました。（笑）
千）それは大変ですね！毎日続くかと思うと気持ちの部分も心配ですね。
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（小）そうなんです。こういったことから、育児不安、ひどいときは育児ノイローゼになってしまう。
解消するには、誰かに話したり、他の親子の様子を見たりすることが効果的とも言われています。
一つ例になるお話があるんです。
ある夫婦に赤ちゃんが産まれたんですが、ご主人の転勤の為、知らない土地で初めての子育てをしている主婦の方がいました。赤ちゃんはとても良く泣く子でした。毎日そんな日が続いており、ご主人に相談するにもお仕事で帰りが遅いし、疲れてるので寝かせてあげたいという気持ちで、夜泣きが始まると外に出て散歩をしながらあやしたそうです。もちろん友人もいないので誰にも相談できずにいました。
ある日、昼間に泣き続けていた赤ちゃんをあやす為に、外に散歩に出たんです。たまたま近所で外を掃除しているおばあさんに会いました。普段なら特に話しかけることもないのですが、その日はあまりに育児に疲れていたこともあり「よく泣く子で困ってしまいます」と愚痴を話したのです。
すると、そのおばあさんが笑いながら「いいじゃないですか！良く泣く子は頭がいいって言いますよ。」と返してきたそうです。そのたった一言で、その主婦の方の気持ちがすっと軽くなったそうです。「そうなんだ！うちの子は頭がいいからよく泣くのね！」と。
それからは泣いてる赤ちゃんといても、向き合う気持ちも前向きになり、乗り越えられたそうです。
このおばあさんのお話が本当かどうかなんて問題ではないのです。人と話したこと、言葉で気持ちが救われることってあるのです。
千）かなり興味深いお話ですね。一人でこもって育児に追われて気持ちまで閉ざしてしまう。それが一番避けたいことなんですね。
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小）はい。赤ちゃんと接する時間はとても大切な事です。
決められた時期にしかない貴重な時間であり、子育てはとっても楽しいものなんです。
しかし、最近ではこういった育児不安・疲労を理由に長時間お子様を預ける方も多いと聞きます。それはすごくもったいないことです。
千）そうですね。言葉が分からないことで大変なこともあると思いますが、触れ合うことでのコミュニケーションがとれる時期でもありますよね。
では、この「子育て支援センターぴっぴ」が開設されたのはそういった理由からですか？
小）そうですね。今、親子で遊べる場所がとても少ないですし、そんな場所を作りたかった。あと次女の夜泣きの経験もあるかもしれないですね（笑）。
「ぴっぴ」では資格を持つプロがスタッフとして働いていますので、言葉が分からずに不安を抱える新米ママにも
さりげなくお手伝いさせていただくこともあります。
また、同じ育児をする方が集まることで、同じ悩みを持つ人もいますし、他の親子を見るだけでも
いろいろと勉強になることも多いようです。「ぴっぴ」ではお子様と接するというより、親御様との関わりからお子様へ「つなぐ」役割をさせてもらっています。
千）私も実際に「ぴっぴ」を視察させていただきましたが、すごく活気があるし、親子の方も自然な笑顔でした。一人ひとりのお子様の行動を見てると本当に面白いですね。
小）そうなんです！一人で本を開いて遊んだり、誰かを追いかけてみたり・・・。その中で、お子様も親御様も成長されていくんです。今ではお蔭様で1日で１００人ほどの方がいらっしゃったりと反響を受けております。
千）口コミの評判が良いそうですね。本当にとても素敵な施設でした。今度は企画チームにも勉強の為に視察させていただきたいですね！
小）ぜひいらしてください！実際の親御さんの声をぜひ商品企画に役立ててくださいね！
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小川先生ご自身の育児経験と、今までの育児関連での関わりから設立された「子育て支援センターぴっぴ」。
育児をするご家族が、心身ともに楽しい！と実感できる空間。その空間に必要なのは、人々が集まる場所と、
お互いに暖かく受け入れられているという安心感です。新しいコミュニケーションの場所となっています。
新しい命の誕生に喜んだのもつかの間、毎日があわただしく過ぎる日に、心身共に疲れてしまうこともあるかと思います。
そんなときは、ぜひ気持ちをリフレッシュできる場へ行き、また明日からの楽しい育児生活の活力にしていただきたいです。
㈱グースカンパニーは赤ちゃんと赤ちゃんに関わる全ての人の笑顔の為に、これからもさまざまな活動を
おこなっていくことをまた強く誓わせていただきました！
◆今回対談させていただいた東横学園女子短期大学はこちら ⇒ 東横学園女子短期大学 公式サイト
※子育て支援センターへのご利用については、こちらをご覧ください ⇒ 子育て支援センターぴっぴ
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