東京・白金ベビーメーカー プロデュースブランド 「BabyGoose」
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Chiba's Room
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金麦 株式会社 グースカンパニー
オーナーシェフ 代表取締役
No.15 伊藤 隆一さん × 千葉 宏一
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-Profile
金麦 オーナーシェフ 伊藤 隆一さん
昭和42年、宮城県石巻市生まれ。
1985年ホテルオークラ製パン課で7年間務め、その頃から独立の夢を持っていた。
その後、横浜ランドマークタワー・ロイヤルパークホテルの製パン課で勤務し、知り合いの縁から、群馬県の「大理石村ロックハート城」内でテナントとして独立。
その時の店舗名は、【レピドール】(フランス語で金の麦の穂)。
それから現在の白金に至るが、今年の初めに管理ビルの事情により、一度閉店することとなるが、9月にリニューアルオープンを遂げる。
【KINMUGI(金麦)】という名は、以前の店舗名が元となり、お日さまにあたって、金色に輝く麦をイメージされたそうです。
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「1つ1つの香りを大切に・・・」
2009.11
【白金に文化を!】
港区・白金台のプラチナ通りから一本路地を入り、坂を下ったところに毎朝とてもいい香りで出迎えてくれるパン屋さんがあります。代表・千葉のBabyGoose本店の隣でもあり、目の前の公園で遊ぶ家族や、近くの幼稚園の親御さん、ご近所の方、遠くから買いに来られる方など、たくさんのお客様に愛されているこのパン屋さんとは、白金では有名な【金麦】さん。
事情があって、今年一度退店されたものの、9月に待望のリニューアルオープンをされました!今回は、こちらのオーナーシェフである伊藤さんに、パンのこだわりから、子育てなどのお話をうかがいながら、白金を愛する2人の経営者が「白金の文化」作りにむけて固い約束も交わされたのでした。
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(千)本当に戻ってきてくれて良かったです!
(伊)いろいろご迷惑をおかけしました。やっぱり、ここにご縁があるみたいで(笑)。一度閉めてから、2か月くらいは自由に時間を使ってて、最初はどこかに雇ってもらう形にしようかなど考えたりして、その間でホテルのシェフのお話とかも頂いていたので悩んだりしていたんですけど、お断りして良かったなぁと思っています。
(千)そういうのって、振り返ったときに、あの時あれがあったから良かったって言えるようになるのがいいですよね。やっぱり僕らも出勤してきて、パンを焼いてる匂いがするといいな~って思いますもんね。
(伊)本当にそう言って下さるのが有難いですね。
隣の幼稚園の先生にも、「パンの香りがいい」って言って下さるので嬉しいですね。
(千)伊藤さんはずっとパンの仕事をされてきたのですか?
(伊)そうですね。18歳でホテルに入ってからずっとですね。
(千)どうして白金で始めようと?
(伊7年前に初めてここに来たんですけど、それまでは世田谷のほうで探してて、公園の近くや緑の近くがいいなって思っていたんですが、なかなか見つからなくてね。
たまたま知り合いで昔白金に住んでた人がいて、一緒にここら辺に来て、1回目来た時は黒い塀で囲われていたのであまりイメージが沸かなかったのですが、2回目に来たときに何もなくて、その時になんかいいなって思って、それですぐに決めたんです。
(千)昔は本当に自然教育園の裏って感じで塀もあったので少し暗いイメージがありましたけど、今は明るくなりましたからね。目の前に公園もあって、いいですよね。
(伊)そうなんです。入り口は本当に考えたんですよね。ビルの入り口は横だったので、それは変えさせてほしいって話をして許可をいただいてね。横の道路の所だとイメージがね。
(千)公園でみんなパン食べている姿もいいですよね。オープンテラスもいいし。実はうちもそういう風にしたくて、テーブルとか置いてみたりしているんですけど、うちは段差があるので意味はあんまり無いんですがね(笑)。
(伊)うちもパラソルやっていたんですけど、風が強いと飛んでいっちゃうんですよ。車にもぶつかりそうになったりして、それからパラソルは危ないなって思って。
(千)意外とこの辺り風が強いですよね。
(伊)そうなんですよね、森からくる風がね。
(千)僕も一番最初に来て、いいなって思った一番の理由は緑が多いところで、自然教育園もそうなんですけど、お店がたくさんあってざわざわしている雰囲気じゃなかったから、ゆっくりな感じでね。逆を言うとここって陸の孤島みたいな感じでしょ?昔は恵比寿ガーデンプレイスもなかったし、白金台駅もないし、唯一は目黒駅しかなかったですからね。
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(伊)ガーデンプレイスがなかったですもんね!
(千)そうなんです。と言っても恵比寿の駅からは結構歩いているんですけどね(笑)。プラチナ通りもいろんなお店が出来てもなかなか根付いてくれるお店って少なくて、出て行ったあとのビルが廃墟みたいななっちゃって本当に寂しいですね。
(伊)千葉さんのところは、けっこう古いほうですよね。
(千)一番ではないけど、まだブルーポイントも出来てなかった頃だからね(笑)。
(伊)ここの坂はこんな感じだったんですか?
(千)この辺りは全部お屋敷みたいな家が建ってましたね。真ん中辺りには大企業の会長なんかも住んでいて、本当にそういう大きい家が何軒があって、でもやっぱりみんな歳いった方が多かったから亡くなった後は大きなマンションが建ったりしてね。その辺りから白金は変わってきましたね。
(伊)プラチナ通りの向こう側もけっこうマンションが出来てきていますよね。
(千)まぁ、それで有名な名前になっていったのは嬉しいことなんですけどね。
(伊)僕も一度離れましたけど、プラチナ通りのお店も何軒がなくなっていて、僕が戻れたのも、ビルの会長さんが文化がなくなるからっていうお話があったんですよね。
(千)そうなんですよね。ぜひ一緒に頑張って白金の文化を作っていきましょう!
(伊)はい!頑張りましょう!
(千)ところで、伊藤さんのお子さんは男の子?女の子?
(伊)女の子なんです。
(千)可愛いでしょ?(笑)
(伊)まぁ、親バカですよね。やっぱり男親はダメですね(笑)。
(千)何か子育てで自分なりの考えなどありますか?
(伊)やっぱり健康であることが一番何よりと思いますけど、女の子だし、愛想がよくて挨拶が出来て返事が出来てっていうところですかね。挨拶出来ない子っていうのはどうかなって思いますからね。
(千)そうですね。そういう子も多いですよね。
僕もずっといろんな子供を見てきてなんでだろうって考えたときに、結局は子供じゃなくて環境が、そういう場合は親がってなりますよね。僕なんかが若い頃は、おじいちゃんおばあちゃんも居たり、隣のおばちゃんまで家族みたいな感じで、良いも悪いも自然にいろんなことを教えてくれていたんですね。
だから、今は自分たちだけの小さい世界でいるから挨拶なんてしなくても済んでしまう状況なんですね。
(伊)うちもスーパーなんかへ一緒に行って、店員さんが挨拶してくれたら、言うまで言わせますけどね(笑)。
うちもやっぱり商売やっているから、そういうのが出来る子であってほしいですね。それが基本ですよね。
(千)周りがそういう風にしていけば、それが普通だって思うから自然にできるようになるんですよね。
(伊)それは大人の責任ですよね。
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(千)パンのこだわりとかってあるんですか?
(伊)一番は香りですかね。
僕がよく思うのは、スーパーなんかに入っているパン屋さんへ行くと全部同じ香りがするんです。何を買ってもね。それぞれ香りがあるから全然違うはずなのに、みんな同じ香りでね。
ここへ来る前に群馬のテーマパークで出店していたんですけど、その時にペンションの方が買いに来てくれていて、車の中にうちのパンを入れて帰るときに、車の中がパンの香りで充満するって言うんです。他のパン屋で買うと全然香りがしないんですって。だから、嬉しいなって思ってね。
(千)香りが一番いいですよね。パンを焼いてる香りがするのは本当に幸せな気分になります。
(伊)でも最初にここへ来たときに、焼くと道路側に換気があるので匂いが心配だったんんですけど、誰からも何も言われたことがないんでね。
(千)誰も言わないですよ(笑)。
(伊)ここがリニューアルした時に、僕が「いらっしゃいませ」って言うのに対して、お客さんが「お帰りなさい」って言って下さるんですよ、みなさん。本当に有難くてね。
(千)素敵なことですよね。ずっと同じ場所にいてくれる安心感ってありますよね。隣だからって毎日買いに行かなくても、今日は金麦にしようって思って、まぁそれで定休日だったりするとすごいショックだったりね(笑)。
(伊)はははっ。すいません(笑)。
(千)本当にそうで、一週間分まとめて買いこむ必要もないし、買わないですよね。
(伊)ほんに僕もいつもそう思うんですけど、毎日一個でいいから、毎日来てくれたほうが嬉しいなって思います。
(千)僕も今まで結構海外とか行ってて、フランスなんかはパンの香りがすごくて、フランスパンだけ持って歩いている人がいたりしてね。その1本だけを買いに行ってる感覚が素敵で、毎日焼きたてのパンを食べるっていうところがいいですよね。
(伊)もう本当にフランスパンなんて、バター塗って食べるのが一番おいしいですからね。
(千)僕はフランスパンとワインがあれば十分ですね(笑)。
(伊)じゃぁ、今度一杯やりますか?(笑)
(千)本当に今回はいろいろお話出来て嬉しかったです。ありがとうございました!これから一緒に白金の文化を盛り上げていきましょう!
(伊)こちらこそ、ありがとうございました!
これからも、どうぞよろしくお願いします!
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オーナーシェフの伊藤さんは、毎日パンを食べるそうです。しかし、パン職人でも中にはパンを食べない方もいるとか。
お客様に食べて頂くのだから、自分も食べて、味をしっかり確認することが大切なのだと言います。
また、一番のこだわりである「香り」。
この「香り」をたくさんの方へ届けるために、新たな販売方法も模索中とのこと。そんな金麦の最新情報は公式サイトで確認することができます。
そして、今回の対談をきっかけに白金の文化を盛り上げるべく、2人の賢者が手を組んだのでした・・・。
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◆金麦 ⇒ 公式サイト
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