Story No.21
医学博士    株式会社グースカンパニー
代表取締役
春山 茂雄さん × 千葉宏一
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    春山茂雄氏

-Profile

1940年京都府生まれ。66年東京大学医学部卒業。
87年神奈川県大和市に田園都市に田園都市厚生病院を開設、同院院長。西洋医学と東洋医学を融合した治療・健康指導で高い評価を得ている。

同院では西洋医学と東洋医学を融合した治療・健康指導を実践、
その独特の医療観を基に1995年に「脳内革命」を出版、410万部(続編の「脳内革命2」と合わせると530万部)を売り上げるベストセラーとなる。

また、96年4月、東京・新宿に健康テーマパーク「ザ・マホロバクラブ」をオープン。
和風人間ドック、メディカルエステなど、従来の枠を越えた幅広い医療事業を実践している。
厚生省認定の健康スポーツ医、労働省認定の産業スポーツ医でもある。
医学博士。

 

「健康をつくるのと病気を治すのは違う」

2010年5月
【予防医学をしってもらいたい】


脳内革命をおぼえているでしょうか。 1995年に出版し410万部も売り上げたベストセラーになった本です。
当時は賛否両論な意見が飛び交いましたが、今では春山先生は予防医学に力をいれ
The Club 22という健康をつくる医療施設にて患者さんを診察しています。

今回は 恵比寿にあるブエナヴィスタクリニック にてお話を伺ってきました。
そこはとてもきれいな外観と内装。 管理栄養士などの資格を持つスタッフ。
様々な医療器具。 今までに見たことのない施設でした。

変わり行く時代。これからは予防医学に基づいた健康づくりが主流になるのでしょうか。




(千葉) 綺麗な施設ですね。 この施設は予防医学を謳っていると聞きました。

(春山) 我々がやっている事は単純ですよ。 人間はほっとけば、みんな死んでいくんです。
   でも健康寿命と平均寿命にはギャップがあるのですよ。
   若い人はあまり意識しませんが、ある年齢になるといっきに病気になってく方が増えています。


   みなさん病気になったら医者の所にいきますけど、もっと難しいのは健康作りなのです。
   よく勘違いするのは、医者は病気を見られるのだから健康を作れるだろうと思いますが
   健康を作るのと病気を治すのはちがうのです。

   私はもともと東洋医出身なので、寺にずっといました。
   14年間祖父からみっちり教えられ、物足りなくなって東京大学に行きました。
   東洋医学出身でなかったら、こういう発想はでてこなかったですね。
   私自身病気になりたくないのです。
   病気を治してもらえるのは嬉しいですが、出来れば病気にはなりたくないですからね。

春山茂雄氏 グースカンパニー代表・千葉宏一


(千葉) スポーツ医の資格ももっていますよね?


(春山) スポーツ医の資格を取ったときに唖然としました。みんな寿命が短いんです。
   運動をしすぎる方は癌の発生率が高いのです。
   運動をしている時はいいんですが、辞めた途端すぐ癌になるんですよ。
   運動量を減らした途端に筋肉の中に悪い油がたまるんです。これが飛ぶんです。


(千葉) それは内臓脂肪とはちがうんですか?


(春山) 違うんです、内臓脂肪はとばないですが、
   筋肉は強烈な収縮をくりかえしますからリンパ管から入って血管にとび、脳や心臓にひっかかると即死するんです。
   なので、運動をいきなりやめてしまうととても危険なのです。
   なぜこういうことが起こるかと言うと、運動をやめると成長ホルモンがいっきに減るんです。
   成長ホルモンは出ている際はとても良いのですが、減っていくときにトラブルをおこすのです。


   後は活性酸素ですよ。 慢性疲労症候群というものが問題になったのですが、ある朝起きると会社に行けなくなるのです。
   仮病といわれますが、亡くなった方を調べたらからある物質が見つかり、その結果、病気だと分かったのです。
   その物質とは疲労物質なのです。 疲労物質は誰でも持っています。夕方になると疲れますよね?
   今はその疲労物質を計ることが出来るんですよ。 そして、その疲労物質を減らせないかと研究しているんです。

   渡り鳥は海の上をずっと2.3週間休まず寝ず飛び続けるんです。
   これは本当に不思議な事だったんです。
   研究を重ねていくとある単純な物質が鳥の羽の付け根から大量にみつかり、
   これがあるとばてないんじゃないか?ということで、科学的に疲労が捕まえられる時代になってきたんです。
   運動はしすぎると寿命の短命になってしまう。でも運動しないとメタボになってしまう。
   運動を沢山するとエネルギーを沢山つくりますよね。
   そうするとミトコンドリアの中から活性化酸素が外へでるんです。
   これが慢性疲労症候群の正体だってわかったのです。

            春山氏と千葉宏一

   活性化酸素自体は悪いものではないんです。 ミトコンドリアの中では大変な善玉なのです。
   ただ外へ出るときに3つでるんですが、2つは善玉で1つは大悪玉なのです。
   この悪玉がほとんどの病気の原因になるんです。 これを消す事に40年かかってできたのがこの水素水なのです。
   ただ非常に尿が近くなるんです。 沢山トイレに行くことは体の中に溜まっている活性化酸素から水が出るんです。
   ですので、ストレスが溜まっている方はすぐわかりますよ。

   どんな運動でも副作用があるのです。うちの施設でも多少は活性酸素がでるんです。
   だからこの水素水が手放せないのですよ。
   
健康を保とうとすると水素の無いところでは難しいのではないかと私は思いますね。
   運動をしないとメタボになってしまいますし、運動をすると活性酸素がたまる。とっても難しいんですね。

    
話題の水素水
お話にでてきた水素水。このあと弊社の人間はみなトイレにすぐ行きたくなりました(笑)


子育てにおいて大切なこと 


(千葉) 子供に対しては何かありますか?


(春山) 今の子供は成長ホルモンがたりてないのです。 ゲームやパソコンで遊ぶ事が多いので。
   ゲームなどが悪いわけではないのですがね。 日常的に3つの事をやらないと健康を保てないのですよ。
   とても当たり前のことですけどね。   
   
   ひとつは睡眠。睡眠はどれだけ沢山寝ても次の日に徹夜できないんです。
   毎日きちっと睡眠をとる。これはとっても大事ですね。
   深い睡眠は70%成長ホルモンが出ます。 大人は70%もでないので、子供のうちは沢山睡眠をとるべきですよ。
   寝ているところを起こして塾に生かせると成長ホルモンが出ませんから、
   いわゆるキレやすい子供になりやすくなりますね。

   それと食事。食事も同じで二日分を一日では食べられないんです。
   そして運動。これも本当は毎日が理想です。今の子供は塾に通ったりといそがしいですからね。
   子供は空腹のときに成長ホルモンを出すのです。 なので、お腹すいてないのに食事をするのは良くないんです。
   子供は空腹時に成長ホルモンと同じ働きをした胃の壁からウレリンというホルモンがでるのですが、
   これは運動したのと同じ効果があるのです。

   なので、お子様がお腹すいたといったら、ちょっと我慢させてやるといいんですよ。
   でもただ、だまって我慢させるのは難しいのですから、10秒間ダッシュさせるんです。
   そうすると成長ホルモンがでるんです。息を詰めてダッシュ! 成長ホルモンが出ると血糖値があがります。
   そうするとおやつを食べたのと同じ効果があるので、30分くらいは空腹をやわらげられるのです。
   毎日運動するのが難しい子どもは。ぜひこれを食事前にやってほしいですね。
   お母さんとゲーム感覚でやっていただけると、子どもにとってはとてもいいですね。
   
   あと、これは子供だけではなく大人も空腹を和らげられますので、ダイエットにも聞きますよ。    

今後の目標

(千葉) 先生の今後の目標は?


(春山) 私の野望は病気を減らしたいんです。 そして、医療費を減らしたいんですね。
   直らないところに医療費をかけて、管だらけになって医療をやるのが反対なんです。
   実は私もずっと医療をしてきて、同じ事をしていたんだけど、本当に嫌で一種のうつ病になったんです。
   なので、あるきっかけでやめ、今はこの施設で本当に目指すものを見つけたので、
   僕の精神衛生上はすごく幸せしております。

   いずれは全国的にみんなに予防医学をしってもらいたいですね。
   ちょうど民主党が2年後の医療制度赫々で11本の柱をたてたなかで一番重点をおいてくれたのが予防医学だったんです。
   それは嬉しかったですね。 きっと5年くらいしたらこのような施設も当たり前になってきますよ。

   今はまだこの施設も完成品ではないんですけどね。 長生きの方の特色は医療費を使わないんです。
   100歳前後生きた方はほとんど医療費使ってないですよ。 健康でいるには若い筋肉が必要なんです。
   筋肉っていうのは4ヶ月をすぎるとホルモンをださなくなるんです。


(千葉) だから筋肉を壊す機械がここにはあるみたいでうね。


(春山) そうなんです。壊しすぎると寿命が縮みますので、壊し方が大事なのです。
   運動するから気分が良いのではなくて、成長ホルモンがでるから気分がいいんです。


(千葉) そうなんですね。本当に驚く事ばかりで、もっともっとお話を聞いていきたいです! 長い間ありがとうございました!


お話ででてきた筋肉を壊す機械。
マシンの上に乗ると小刻みに揺れるそうです。
疲れを取る炭酸水の足湯もありました。

theclub22



加圧効果で引き締まったこの筋肉!
とても70代には見えない春山先生。

いつまでも若さと健康を保ち
100歳までは健康に生きると
仰っていました。





  春山氏とグースカンパニー代表・千葉宏一

健康を作るのと病気を治すのはちがう

とても深い言葉だと思いました。
いつまでも健康でいることは人生において
何よりの宝でしょう。
そのためには日頃の心がけや、努力が長い目に置いて実る。

そして人間の体の仕組みは人間が想像する以上にすごい仕組みです。

かわりゆく世の中ですが、これからは病気になったら医者に行くのではなく、病気にならないために医者がいるのかもしれませんね。

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