Story No.16
ちびっこバックス代表   株式会社グースカンパニー
代表取締役
木村隆宏・秀世 様
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千葉宏一

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■ちびっこバックス代表
-Profile

ちびっこパックス代表 木村隆宏さん・木村秀世さん

<隆宏さん>慶応義塾大学商学部を卒業。

元来の子供好きから、妻が活動していた幼児教育に興味を持ち、子供たちの
持っている意欲・想像力・心に魅せられ、幼児教育に身を投じることを決意し、
「子供の家エーデルワイス」にて勤務したのち、独自の教育方法を追求すべく
妻の秀世さんと共に「ちびっこパックス」を創設。

<秀世さん>聖心女子学院専修学校保育科を卒業。

幼少の頃から、幼稚園の先生になることを強く希望し、保育科を卒業後に
母校の幼稚園の先生として勤務。 その後、「子供の家エーデルワイス」にて
勤務し、就園前幼児教育に携わり、その重要性と魅力に気付かされ、
経験を生かして夫の隆宏さんと共に「ちびっこパックス」を創設。

「意欲・想像力・心」を結び付け伸ばす教育を目指して活動をされている。

 

「年齢に備わった成長をさせる」

2009年12月
【人間的に伸びてほしい】

今回の対談のお相手は、東急・自由が丘駅からほど近いビルで幼児教育を行う「ちびっこパックス」の
代表である木村夫妻。夫妻との出会いは、千葉の子供を通わせた「子供の家エーデルワイス」の頃からで
お互いの子供は同じ幼稚園「白金幼稚園」と小学校は「和光学園」へ通い、お互いに違う形ではあるが
子供に携わる仕事をしていることから、現在の子供たち、親たち、そして教育の環境について熱く
対談してまいりました

(千) エーデルワイスの頃からのお付き合いですからね。

(隆) 千葉さんの会社ももう長いですよね。

(千) 本当に偶然にもずっと子供が一緒みたいな感じですし、木村さんに会ってなかったら、うちは和光に
行かせてなかったですね(笑)。

(隆) そんなことはないでしょ?(笑)

(千) うちも子供を白金幼稚園に入れて、最近も行ったんですが素晴らしいなって思いますね。
それから和光に入れて、今思うと本当にいい学校だったなって思いますね。

(隆) いい学校というか、とにかくブレないんです。
我々もこういう事をやっているので、いろんな学校へ行くんですが一貫して考えがブレないんだな。
基本的なことがね、教える内容にしてもそのステップにしても、全然ブレない、
だからいいんじゃないですかね。

(千) なるほど、そうなのかもしれないですね。

(秀) 結局は、親が変わってきているところがあって、和光はブレないけど、やっぱりその世代の親が
いるわけじゃないですか。そうすると考え方がいろいろあって、例えば和光のキャンプなんかでも、
うちの子のときなんかは、みんなでテント建てて、そういう のも一生懸命やっていたんだけど、
今なんかは、親がそんな汚い所に行かせられませんっていうのがあって、もう整備されているみたいね 
やっぱり時代の親に翻弄されることはないけど、それに則していかなきゃいけない。その辺が難しい
みたいですね。

だから、我々が親の時はそうだったのかもしれないけど、ちょっと上の世代の親はまた違った
じゃないかって、 先生方は思っているかもしれないけどね。 その時代の親っていうのがいてね。 
こういう仕事をしていると一番感じるのは、いわゆる核家族化してるじゃないですか。かといって
自立しているかっていうと反対に核家族が自立していないと思う。親にべったりでね

(千) 親にべったりしている核家族なんですね。

(秀) やっぱり何となくね、親化していない所があると思うのね。自分が親である意識が今ひとつね、自分たちの
意見っていうよりも周りの意見に惑わされて、翻弄されているような親がいるような気がしますね。

(千 ) あと、子供に対して何でも危ないからっていう理由で体験する前に言ってしまったり、
モノを取り合うときも先に 言ってしまう人もいますよね。

(隆 )体験させて実感を持たせてから、本質的な事をしっかり叱っていないってことですね。
感情的に狂ったように怒るのではなく、毅然とした態度でビシッと怒るべきところは怒らないとね。
「今のは、いけなかったよね。なんでいけなかったの?」とかちょっと間を置いて、その子を自然の流れで
怒るのではなく、一度止めて、その現実 から別の空間に移して、怒らなくちゃいけないと思います。
外見的な事や親の都合に捕われて、本質をついていない。

(千) 子供は納得しないままになっちゃうんですよね。

(秀) 親はどうしても結論を急ぎたいし、成果も早く見たいし、そっちのほうが焦っちゃうんでしょうね。周りの目もね
他の人に何か言われたら嫌だ とか、そっちのほうが先行しちゃうっていうのかな、だから要はね懐を大きく
しないといけないんですよね。これも一朝一夕でできる問題ではなくて、経験がモ ノを言ってくると思うんです。
それは先輩であるおじいちゃん、おばあちゃんが見ていてポイントはね、言っていかないと分からないかも
しれない。もちろん自分で気付くっていうことも多いと思うんだけど、よく考えると我々も程度の差はあれ、
そうやって分かってきているのかなって感じもしますけどね。

(千) 確かにそうかもしれないですよね。

(秀) 最近いろんな情報誌もそうだけど、特に男の子に虫博士だとか、恐竜博士っているんだけど、
そういった子もDVDやなんかで覚えていて、だからパッと見れば何ってすぐ名前も出てくるんだけど
本当に実感としては無い状態で覚えてるわけですよね。
そうした意味で実感が伴わないから、非常にそういう意味で、これでいいのかなって思いますよね。
覚えたことに関しては、本当によく覚えたねってなるんですけど、結局そういう子に対しては、
身近なところで起きている事に目を向けさせて、考えさせたり、自分で判断できるようにすることも
必要かもしれないですね。

(千) 親や大人がちょっと気長に見てあげることが出来ないとダメですよね。

(隆) 親が出過ぎると、結局、本人は後になって困るでしょうね
最終的には本人に返っていくことですからね。

(千) この教室では何を一番大事に教えているんですか?

(隆 )やっぱり気持ちですね。特に小さい子2,3歳の時にその時点で理解するのは難しいと思うけど、
「これやられたら嫌な気持ちするよね」とか、最終的に は気持ちがあっての、しつけだと思うんですよね。
そう言う意味で、心とか気持ちを大切にしています。

(千) 気持ちって本当に大事な部分ですよね。

(隆) 今の小学校なんかも非常に贅沢で、勉強が出来て心も育っていて、しっかり生活が出来ているかって
みるので、それと連動させて教えていくのが結構大変なんですよね。
親がキリキリになっちゃってね。もうみんな疑心暗鬼の塊ですからね(笑)。 
それを我々がどっかでブレーキかけてね、最終的に子供たち の心とか、気持ちの持ち方を維持
してあげないと、伸びる子は出来ない。その子自身が学校に入ったとき、あるいは社会に出て
困っちゃうことになりますからね、そこを一番大切にしています。

(千) 本当にそうですね。頭でっかちになっているばっかりで経験が伴っていないですからね。

(秀) 木登りもさせない親が多くてね、危ないって言って。
木登りっていうのは体のバランスをとるのにすごく良くて、全身使わなくちゃいけないし、
頭も使わなくちゃいけない。手足も神経も使って集中して登って行く。
そういうのも危ないからやめなさいって言って、それは果たしてその子の成長にプラスになっている
のかって言ったら、親が止めたことによってマイナスに なっちゃう気がする。
やっぱり、その子の年齢に合った成長っていうのは止めてしまったらいけないんじゃないかと思いますよね。

(千) そういうのが崩れて親の世代になっちゃった大人が増えているような感じなんですかね。

(秀) あと、私たちが言うのは、自分でダメだって自分の気持ちを抑えられる子っていうのが、大切なわけですよね。
それを抑えられない子が多くなってきちゃって、段々と世の中が変わってきちゃったんじゃないですかね。
やっぱり、ケンカにしてもそうなんだけど、そこで自分の中でグッと「これはどうなのかな」って考えを持てるか
持てないかっていう部分を小さい時から見につける必要があると思います。

(千) 体験してないからですよね、結局。だって殴れば自分の手も痛いですからね(笑)。

(秀) 親はケガを心配するのでね。でも、やっぱりそれなりの状況があって、どうしてこうやったのかちゃんと聞いて
あげないといけないわけですよね。
さっきの気持ちにも繋がるんですけど、ただダメって言うのではなく、ちゃんと話してあげる。やっぱり本人は
本当にそこまで言ってあげると納得するわ けですよね。
それを、ダメって言ってるばかりだと、またどこかでやるんですよね。結局は根は摘まれていないわけですね

(千) 段々と見えないところでやるようになってしまうのも、こわいことですからね。

(秀) 私たちが子供を和光に入れた理由の一つで、自分がやりたいことを見つけてほしいって
気持ちだったんですよね。自分が何をしたくて、どうしたいのかって部分ですよね。
だけど、今の親って反対に一生懸命に線路に乗せようって、だから希望の学校に行かせさえすればいい、
というのが強くなり過ぎているから、心配なんですよね。

(隆) それはもっと言うと親の安心。
分からないでもないけど、それが根底にあって強すぎてしまうとね。家の仕事の関連でという事もあって、
それは難しいことなんだけど・・。
でもひとつ言えることは、あまり固執しすぎちゃうと、どうもブレる子が出てくるような気がしますね。
絶対ダメとか、強制的にやらせるっていうのはいろいろと間違いが出てくるような気はしますね

(秀) 我々のとこでも、限定した職業に就かせたいというママがいますけど、私は、「未知の世界が
広がっているんだから、おおらかな気持ちで育ててあげないとね」って話はするんですけどね。
やっぱり狭い環境で行き詰っちゃったら本人が一番かわいそうですからね。

(千) そうですね、かわいそうですよね。そういう環境を見て、その子がその方向に行きたくなるのは自然ですからね。

(隆) そうなんですよね。難しいところではあるんですがね。

(千) 今日は、忙しい中たくさんのお話を聞かせていただいて本当にありがとうございました!

(木村夫妻) 今度は子供たちも一緒に食事でも行きましょう

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小学校受験をされる大切な時期を長く見守られている
お二人だから感じるその時代ごとの子育て環境。
大切なのは、線路に乗せることではなく
お子様自身の心育てなんですね。

年齢に合った成長を、ゆっくりと大きな気持ちで
見つめることが大事だと教えていただきました。
一人一人の個性を大切にしてゆきたいものです。

■ >>> ちびっこバックス公式HP
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